正常な男性機能を保つためには、精力が重要な意味を持ってきます。
精力や性欲が減退してしまうと、正常に勃起することが難しくなり、勃起してもその勢いを持続できなくなってしまうからです。
忙しい日々を送る現代人は、何かとストレスを感じることも多いため、精力が減退しやすくなります。
正常な男性機能を回復させるための方法はいくつかありますが、その中の1つとして挙げられるのが、「筋トレ」です。
一見筋トレと精力は無関係のように思われがちですが、実はこの両者には深い関わりがあります。
男性ホルモン
男性機能と筋トレに共通しているのが、「男性ホルモン」です。
中でも代表的な男性ホルモンでもあるのが、「テストステロン」と呼ばれるホルモンであり、テストステロンは男性らしい骨格や筋肉の形成、発毛促進、精神力の安定など、男性の体にとって、とても重要な役割を果たします。
当然ながら性欲や精力も、男性ホルモンによってコントロールされ、テストステロンの分泌量が多く安定していると、正常な男性機能を維持することができるのです。
加齢やストレスにより、テストステロンの分泌量が著しく減少することで、性欲の減退や、筋肉量の低下などといった問題が発生してしまいます。
テストステロンを増やす
男性機能にテストステロンが大きく関わりを持っているため、正常な男性機能を維持するためには、テストステロンの分泌量を増加させる必要があります。
テストステロンの分泌量を増加させるためには、下記のような方法があります。
- 筋トレをする
- 上質な睡眠を増やす
- ビタミンや亜鉛を多く摂取する
- サプリメントの摂取
- 日常生活や食生活の見直し
男性ホルモンは、ゴールデンタイムと呼ばれる、22時から翌2時の間に生成されます。
この時間帯に上質な睡眠をとることで、テストステロンの分泌を促すことができるのです。
喫煙や飲酒などの習慣を見直し、栄養バランスの取れた食事を心がけることでも、テストステロンの分泌量に変化が現れます。
特にビタミンや亜鉛は、テストステロンの生成に関わりを持つため、意識して積極的に摂取するといい栄養素です。
筋トレ効果
男性らしさをキープするために、筋トレに励む人はたくさんいますが、筋トレにもテストステロンは大きな関わりを持っています。
テストステロンという男性ホルモンには、太い骨格や筋肉を形成する働きがあるからです。
筋トレをすればするほど、テストステロンの分泌量が増加するため、筋肉を鍛えながら、精力もアップさせることができることになります。
また、下半身にある筋肉を鍛えると、ペニスにほどよい刺激を与えることとなり、増大効果や精力アップの効果も期待できるようになるのです。
筋トレは、実践しているうちに筋肉も鍛えられ、ホルモンバランスと男性らしい体つきの、どちらも手に入れることができる有効的な運動となります。
効果のある筋トレ
特に精力アップにつながる筋トレには、下記のようなトレーニングがあります。
≪スクワット≫
正常な勃起を促すには、PC筋と呼ばれる「骨盤底筋群」やBC筋と呼ばれる「球海綿体筋」を鍛えると効果的です。
陰茎海綿体に流れ込む血流をスムーズにしてくれます。
≪大腿筋トレーニング≫
大腿筋とは、大腿の筋肉を総称したものですが、中でも大殿筋や大腿二頭筋を鍛えると、勃起力アップに効果的です。
精力アップや、ED改善にも効果を発揮します。
≪内転筋トレーニング≫
内転筋とは、太もも部分の内側に位置する筋肉です。
立ったり座ったりする際に、骨盤を安定させたり、脚を閉じる際に使います。
この筋肉を鍛えると、勃起力の向上に効果的です。
≪肛門トレーニング≫
肛門を自分で締めたり緩めたりを繰り返すトレーニングです。
肛門に、ギュッと力を入れて数秒間締めた後に、数秒緩めるというこの運動を繰り返し行い、肛門周りの筋肉を鍛えます。
精神面とテストステロン
テストステロンの分泌量が増え、たくましい骨格や筋肉が手に入ると、男性らしさに磨きがかかるため、自然と自分自身にも自信が持てるようになってきます。
テストステロンには、精神を安定させる効果もあるため、安定した分泌量を維持できるようになることで、毎日元気よく健やかに生活できるようにもなるのです。
精神面が安定し、体つきや見た目にも自信が持てるようになることで、自然と精力もアップし、男性機能も正常に機能するようになります。
男性機能の正常な働きには、精神面も大きな影響を与えるのです。
まとめ
筋トレと精力は、何のかかわりもないように思いがちですが、「テストステロン」と呼ばれる大事な男性ホルモンによって、深いつながりがあるものです。
テストステロンを増加させる方法はいくつかありますが、筋トレでテストステロンの分泌量が増加させることができれば、たくましい体と精力アップのどちらも叶えることができます。
男性機能の低下や衰えを実感したときには、焦らずにまずは筋トレをしてみることをオススメします。
その際、無理をしないことが大前提であり、自分の体力や年齢を考えながらトレーニングメニューを組むことを忘れないようにしましょう。